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新生児から1年の自立 アイコン画像新生児から1年の自立

1.観察することにより改めて発見出来る子どもの姿

モンテッソーリの児童観

モンテッソーリには独特の児童観があります。モンッテソーリは「子どもが先生」です。常に子どもから学び、子どもを主体とした考え方が根本にあります。

人間の新生児は無力

生まれたばかりの赤ちゃんは非常に無力です。手足はバタバタと動きますが、これは赤ちゃん自身が自分の意志で動かしているわけではなく、「反射」という本能的な動きにすぎません。新生児が自分の意志で出来ることはごく限られています。母親の乳首に吸い付き、母乳を飲むこと、そして不快を伝えるために泣くことくらいでしょうか。ですから生まれたばかりの赤ちゃんはほとんど無力の存在といっても良いくらいです。これは生物学的に見ると特殊なケースなのです。

人間は1年早産である

地球が誕生して46億年。最初はただの燃えている星でした。そして今から35億年前、冷えて表面が固まり、海と陸に別れました。そして海の中で初めての生命が誕生しました。始めは一つだった細胞が、2つ、4つと分裂していき、高度な生物へと進化を遂げていきました。進化を遂げれば遂げるほど一定の規則が現れます。それは、妊娠期間が長くなり、生まれてくる個体数が少なくなることです。

人間の妊娠期間は約40週で、たいがい一人しか生まれません。生き延びなければ絶滅してしまいます。同じの乳類であるキリンなどは生まれて間もなく自分で立ち上がり、歩き、自分で草を食べるようになります。自分で生きていく力がある程度備わった状態なのです。一方、人間の赤ちゃんがそこまでたどり着くには約1年が必要です。

生物学者のポルトマンは、「人間は1年間早産である」と言い、モンタギューは「人間は出産後も体外での妊娠期間がある」と言います。それだけ人間の赤ちゃんは無力ですし、生きることそのものを大人に依存した状態で生まれてくるのです。

2.「自立」という大切な成長の方向性

わずか2年の成長は目を見張るものがある

最初は間全く何も出来なかった赤ちゃんが、だんだんと出来るようになることが増えてきます。じっと1点を見つめたり、動くものを目で追ったりします。次に首が座るようになり、腕を伸ばして何かを掴んだりします。そして腰が据わり、おすわりが出来るようになります。歯が生えてくると柔らかい固形物を食べられるようになり、自分で噛んで栄養を取り入れることが出来るようになります。

1歳頃には二本足で立ち上がり歩くことが出来るようになります。2歳頃にはおしゃべりも出来るようになり、わずか2年もの間にこれだけの成長を遂げるのか、と感心してしまうほどです。

自立や発達は人間の成長の方向性

様々なことが出来るようになることを「自立」と言います。出来ること、分かる事を「発達」とも言います。赤ちゃんは無力な状態で生まれてきますが、必ず自立に向けて成長を遂げていきます。その自立や発達を遂げていくことこそが「人間の成長の方向性」です。

自立と発達の順番

さらには、自立や発達を遂げていくために、何かしらの自立・発達に向けての課題や、その順番と時期が確実に存在します。例えば、生後1年間における運動や随意筋の完成する順序と時期は以下の表のようになります。この表から、特定の時期に順番に沿って発達が遂げられていく過程が把握出来ます。

生後1年間における運動や随意筋の完成の順序と時期
2週目~
1ヶ月
くらい
眼球を固定する括約筋という筋肉が完成し始め、1点を見つめ続けることが出来るようになります。
長い距離にはまだ焦点が合いません。
赤ちゃんの目から近い所に視覚を刺激するようなおもちゃなどを吊るすと良いです。
2ヶ月
くらい
首の筋肉が発達してきて、首が座るようになります。興味のある物の方を向き、見つめるようになります。
少し遠くにある物にも焦点が合うようになってきます。
3~4ヶ月
くらい
腕の筋肉が発達してきます。
興味のある物に触れようとし、触れたものを握った離したり投げたりするようになります。
末端である指は最後に完成します。腕の筋肉は這うための準備段階にあります。
5~6ヶ月
くらい
ベッドから、這って足から降りようとします。
お腹を床にぴったりとつけた姿勢のままで、ずりばいを始めるようになります。
6~7ヶ月
くらい
腰が座り、おすわりが出来るようになります。座って活動を始められるようになります。
手はますます活発に動くようになり、身近にある物を探索しようとします。
8ヶ月
くらい
腕と足で体を支え、はいはいの姿勢が出来るようになります。
動き回れるようになると、子どもの活動範囲は飛躍的に広がっていきます。
9ヶ月
くらい
適当な高さの支えがあれば、そこに体重をかけ、つかまり立ちが出来るようになります。
その後、壁やテーブルなどに沿って伝い歩きをするようになります。
1年
くらい
一人で歩くことが出来るようになります。

運動によって筋肉は鍛えられていきます。筋肉には2種類あり「随意筋」と「不随意筋」と言います。随意筋は自分の意志で動かすことの筋肉。不随意筋は自分の意志とは無関係な筋肉系統のことを言います。

赤ちゃんは生まれた時に、唇とのどの筋肉は出来あがっています。唇の筋肉は母親の乳首を吸うために必要ですし、喉の筋肉は母乳やミルクを飲みこむために必要です。この2つの筋肉は最低限生きていくために必要なため、生まれながらにして備わっています。しかし、それ以外の筋肉の動きは生後の生活環境の中で少しずつ獲得していきます。

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