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日常生活の練習 アイコン画像日常生活の練習

モンテッソーリ教育では、大人が子どもにどのように生きていくのか見せてあげることが大切とされています。それは生活の原点である日常生活を子どもに示してあげることです。「日常生活の練習」はモンテッソーリ教育の基礎となる課目で、運動教育として位置づけられています。モンテッソーリ教育において子供が成長する上で日常生活と運動の関わりの必要性をご説明致します。

1.運動の教育といわれる「日常生活の練習」

ここで説明する運動とは体操のような大きな動きでなく、もっと小さな子どもが環境に適応していくための動きで、身体の各部分を自分の意思通りに動かせるようにすることが目的です。
モンテッソーリは『日常生活の練習』を「運動の教育」と位置づけています。なぜなら運動することによって環境と関わり、同時に精神の発達も促進されるからです。
では実際に日常生活の練習と運動がどのような関わりがあるのかを具体的にご説明致します。例えば、花を見た、きれいだなあ、と思うとします(外的刺激)。大人は精神活動を司る側頭葉や前頭葉の神経が完成しているため抽象思考が出来ます。従って運動器官を動かさなくても現実を把握することが出来るのです。一方、子どもの場合、外的刺激を受けても子どもの回路は完成していないのです。子供は実際に花のそばにもっと近寄ってみる、触ってみる、匂いを嗅いでみるという動きに移さないと回路が完成しないのです。
この神経中枢を経由する回路の完成こそ、子どものこの時期の課題であり、精神発達の源となるのです。
モンテッソーリ教育において、運動は単なる自我の現れではなく、意識を形成するための不可欠な要素であり、自我が外界の現実とはっきり特定された関係を保つための手段なのです。従って運動は知性を築きあげるための本質的要素となります。知性とは外部の環境から得たものを栄養として生きているものです。また、抽象的な概念も現実に満足のいくまで触れることによって生まれます、その現実とは運動を手段として把握していくものなのです。
要するに精神発達は実際の運動によって促されるので、運動を妨げられる、制御されて育つ子どもは、知的発達も阻害されるということです。
人間としての最初の運動は「つかむ」という動きであるといわれています。何かをつかみ、持つということを得たその手は重い物を支えたり、運んだりすることに熟達していきます。また、つかもとする欲求は這うという動きにも繋がります。子どもは1歳前くらいには遠くにあるものをつかむために這うようになり、様々な活動をするようになります。開けたり閉めたり、出したり入れたり、大人にとっては「いたずら」です。しかしこの「いたずら」によって回路が完成していくので、あれもこれも「やってはだめ」と禁止し過ぎると、子どもの正常な発達を阻害することになります。

2.運動の敏感期と『日常生活の練習』

子どもが手でいろいろなことをする時期には足も強くなり、今度は歩き始めます。そして、盛んに身体を動かして環境に関わり様々なものを吸収します。モンテッソーリはこの時期を「運動の敏感期」と呼んでいます。
では実際にいつから子どもに『日常生活の練習』を伝えて行けばよいのでしょうか。
子どもは生まれた時から動きますが、だいたい1歳くらいからが『日常生活の練習』を伝える時期と考えます。また、この時期の子どもは大人の真似をしたいという模倣期という時期にもあたります。お母さんや先生の真似をしたいという耐えがたい衝動が子どもの中にある時期なのです。この模倣期をうまく利用して行うのがすなわち『日常生活の練習』です。
昔はお母さんが洗濯板で洗濯をしたり、なたで薪を割ったり、ほうきで掃き掃除をしたり、日常生活の様々な手の動きを子どもに見せていました。しかし、機械化の現代はスイッチやボタン一つで出来てしまう時代です。これは子どもの精神発達にとって決して好ましいことではありません。
モンテッソーリ教育における『日常生活の練習』では洗濯には洗濯板、掃除にはほうきを使います。これはわが国の地理的、文化的条件のもとで先人が創り、引き継いできた生活様式や知識を受継ぎ、発展させる意味で必要なことです。
こうして、一つひとつの動きを身につけて子どもは、今まで出来なかったことが出来るようになります。これが、この時期の子どもの成長方向である「自立」と符合するのです。
「運動の敏感期」とは「どう動けばいいか」ということに興味を持っている時期とも言えます。ですから、この時期に無駄のない動き、秩序だった動き方、身のこなし方を伝えることが出来れば、子どもは何の障害もなくどんどん獲得していけるのです。
そして子どもは自分の意思通りに動く身体を作り、自分のことが自分で出来るようになっていきます。その結果、人格が芽生え、自立心や独立心が育っていきます。子どもが人間としてしっかり生きて行くために『日常生活の練習』はその原点となります。

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